JOURNAL

入社2年目・浅野「私にとっての「働く」の定義」

【浅野 真由】
2019年4月に新卒で入社。
6ヶ月間の研修を経て、株式会社イーソーコドットコムに配属。

浅野です。

今回は「働く」とはどういうことなのか、私なりの考えをまとめていこうと思います。

 

前提として、私にとっての「働く」という考え方を構築してくれたのは、水野敬也さん著作の「夢をかなえるゾウ1」と京セラ創業者の稲盛和夫さん著作の「京セラフィロソフィ」です。

 

「夢をかなえるゾウ1」は私の永遠のバイブルであり、過去の記事でも取り上げさせて頂いたのですが、最初に「働く対価としてお金をもらう意味」を教えてくれた本です。

好きすぎて私の記事での出現率がなかなかに高いですが、それだけ私にとって価値のある考え方を教えてくれたのです。

 

もう一つの本である稲盛和夫さん著作の「京セラフィロソフィ」は、自発的に読んだ本ではありません。

過去の記事である『入社2年目・浅野「就活時にインターンが大事な理由」』の中でも触れましたが、私はイーソーコに入社する前に1年間、別の会社で長期インターンを行っていました。

その会社は稲盛和夫さんの考え方をとても大事にしており、毎日朝礼で「京セラフィロソフィ」を音読し、会社全体で実践している会社でした。

当時大学生だった私はまだまだ無知で、稲盛和夫さんのことすら知らず、「良く分からないけどとりあえずやろう。」というような軽い気持ちで参加していました。

ただ毎週何度も音読しているうちにだんだんと覚えるようになり、働く中で一つ一つのフィロソフィの大事さに気づけました。

今の私が社会人として今の考え方をもって働けているのは、前の会社のおかげだと思っています。

それだけで、長期インターンシップは価値があるなと思うので、余談ではありますがインターンシップはおすすめです。

 

さて、話は戻りますが、私にとって「働く」ということは、「人に『ありがとう』といってもらえるような価値を提供すること」だと思っています。

その価値の対価として、お金を受け取っている、というふうに考えています。

 

例えば、イーソーコグループの物流不動産ビジネスで言うと、私たちはオーナー様、テナント様のために「倉庫を探す」、「お客様を探す」ということを代行しています。

その行為自体はオーナー様自身、テナント様自身でも不可能ではないと思います。

しかし、オーナー様から見ると、日本に数多ある企業の中から「倉庫を探している」かつ「自社の倉庫に向いている」企業を探すのは、膨大な時間や人手、資金を費やすことになります。

テナント様から見ても、基本的に水面下にある空き倉庫情報をどうにか拾い上げ、自ら交渉しに行くのは、決裂してしまう可能性の方が高いのです。

大手でもない限り信用しあうのは難しく、そもそも門前払いを食らうことだってあり得ます。

 

そこで様々な人脈をもち、協力する企業様の多いイーソーコグループが代行することで、オーナー様の「信用できるテナント様を探す手間」とテナント様の「自社にぴったりな倉庫を探す手間」を代わりに背負い、難しい部分をサポートすることで、双方に価値あるものにしているのです。

 

ビジネスというのは、お客様が出来ない、したくないことを代わりに解決するからこそ、お客様に感謝してもらい、対価が生まれるのです。

 

「夢を叶えるゾウ1」にも、作中に登場する神様・ガネーシャの教えの中に「トイレ掃除をする」という話があります。

トイレ掃除と言えば勿論のこと汚い場所であり、「出来ればやりたくない。」というのが皆さんの本音だと思います。

私も読んだときは「え、やだな。」と思っていましたが、トイレ掃除は働くことの根幹を表しているのです。

何故なら、皆が嫌がるトイレ掃除は「やってあげると皆が喜ぶこと」だからです。

皆が嫌なことを代わりにやってあげることで価値が生まれ、それがビジネスに発展していくのです。

それを見た時、成功する人の発想はこういうところに気づいて解決策を提示できることなのかなと感じ、それ以降トイレ掃除が嫌じゃなくなりました。

 

「働く」ということは、それまで「お金をもらうこと」に近い考え方をしていましたが、そうではなく「価値を提供すること」と考えられるようになりました。

「お金をもらう」という考え方は受動的で、今よりも積極的に動けず、「満点でなくていい。最低限の仕事をして、普通でいればいいや」という姿勢になってしまいますが、「価値を提供する」という考え方は能動的で、自分に出来ることは何かを一から考えることに繋がります。

与えられた仕事だけをこなすのではなく、与えられた仕事の中で「伸ばすためにはどうしたらいいのか」、「自分に出来ることは何か」を考えるようにしています。

 

勿論私はまだまだ未熟なので、自分の知識や経験では先が考えられない業務や、理解しきれていなくてやらされ仕事になってしまうこともあります。

どうしても忙しくて仕事を増やしたくない、と考えてしまうときもあります。

それは良くないと自分を戒め、大変でも出来る道を探すように、心も時間も余裕がある時に考えるようにしています。

 

稲盛和夫さんのフィロソフィの中に「開拓者であれ」という言葉があります。

簡単にご説明すると、『誰もやったことないことをする、誰もやらないことに挑戦することは大変で、信じられるのは自分しかいないが、達成した時の喜びは何事にも代えがたい。』というものです。

まだまだひよっこなので出来ることは少ないですし、足りないものも多いです。

勉強も足りないし、覚えるべきことがまだたくさんあって、日々反省しています。

ですが、若くても今の私だからこそ出来ることはあると信じています。

今の視点、今の立場で出来ることを考え、行動することが、育ててくださる先輩方や会社へ、お世話になっているお客様へ私が貢献できることだと思っています。

 

長くなりましたが、最後に私の好きな言葉で締めようと思います。

私の座右の銘が「雲の向こうは、いつも青空。(There is always light behind the clouds.)」です。

この言葉は『若草物語』を書いたアメリカの作家、ルイーザ・メイ・オルコットさんの言葉です。

今がどんなに雲の中、暗闇の中だとしても、その向こうは必ず青空があるように、いつかは日の当たるところに出られるという言葉です。

努力は裏切らないように、続けていれば叶えられると信じています。

仕事なのでやはり苦しい時もありますが、その言葉と「夢をかなえるゾウ1」、「京セラフィロソフィ」を胸に、今後も頑張りたいと思います。

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