JOURNAL

入社2年目・松本「地元茨城と関わるための就活」

【松本 瑞生】
2019年4月に新卒で入社。
6ヶ月間の研修を経て、現在はイーソーコ株式会社に配属。

松本です。

今回のテーマは就活についてです。

 

「就活」という言葉が頭に出始めるようになるのは、大学2年生くらいからでしょうか。

大学の教授や家族に、「“就活”は人生の大きな分岐点だ。しっかり勉強しなさい。」、「面接では人前でちゃんと話せるのか。」などと散々に言われていたなと、つい3年前程のことを昔のことのように思い出します。

 

私の場合、両親から就活最後まで言われ続けたのは「頼むから、安心させてくれ。だから公務員になってくれ。」のその一言でした。

それに私は「公務員になって地元茨城に貢献したい」と言って、両親になんとか大学に行かせてもらった経緯もあったので、大学ではゼミも対策講座もインターンも地域活動など「公務員」一筋で取り組んできました。

 

就活直前で、いよいよ周りの友達が騒がしくなってきて、「公務員試験の面接練習がてら、自分もどこか民間企業を受けてみるか。でもどこ受けようかな。希望業種もないや。」なんて思ってきたのが大学3年生の2月くらいでした。

私の地元茨城はもちろん田舎で、家族に喜ばれる就職先といえば公務員・金融・地元に本社がある優良企業ばかりです。

普通の企業よりもお金が多くもらえるとか、福利厚生が良いとか、土日は休みたいとか、実家から通えるから、とかそんな感じの理由で就職先を探すっていう人が多かったなと印象を受けます。

 

それは大学でも同じことで、就活相談員や企業説明会、OBOGとの交流会など就活の機会や環境は用意されますが、似たようなことはよく言われますし、聞くことも多かったです。

地元の人が多い大学で地元の企業が手堅く、就職して家族に面倒を見てもらい、最終的には自分が養うという環境があるので当たり前なのかもしれません。

個人的には「家族の面倒を見るとか、長男だからとか、立派で偉いなと思う一方で両親に言われたから公務員になるとか、地元だけで生活するのもつまらないな。平日夜に居酒屋で愚痴をこぼし、あの上司嫌いだとか、こんな仕事したくないなあとか言い合っている。そんな大人にはなりたくない。」と強く思っていました。

 

就活といえば、皆さんは、民間企業へは気になるところはエントリーしまくってなんぼ、というイメージかなと思いますが、公務員一本の私は、両親はもちろん、大学の先生も公務員にいくものだと思っていたので、エントリーは1~2社くらいだろうと思われていました。

 

そして4月に差し掛かったとき、「公務員受けるのをやめます。民間で東京に行きます。」と両親や大学の先生に言って、説得するのが大変だったことを今でも覚えています。

周りからは、「東京に行っちゃうのか~。悲しいな~。」「やっぱ東京で遊びたいよね~。」と、良くも悪くも色々言われました。

 

ただ、誰よりもそんな私の背中を押してくれたのは、学生時代に地域活動などでお世話になった公務員の方々でした。

あれだけ、「公務員になりたい。」と言っていろんなことを教えて頂いたり、様々な機会を与えて頂いたのに、進路を変えても応援してくださって、感謝しきれないくらいです。

 

そして、両親を何とか説得して言われたことは「自分が行きたい民間企業1社だけ受けて、だめなら民間はあきらめろ。」でした。

民間企業への就職対策はおろか、志望先などもなく、考えに考え抜いた答えが、「不動産ベンチャーに絞って就活し、面白くて他とは違う企業かつ茨城に貢献できる(仕事できる)企業にしよう」と決めました。

そうして就活を始めたのが、4月頃です。もちろん1社だけに絞るのは無理なので、こっそり東京に行って1日に4~5社、会社説明会に行き、1次試験、2次試験、3次試験と受けていました。

 

大手企業などは元々、学歴的にも志望内容的にも外していたこともあったのか、1社目に受けた企業から面接がどんどん進んでいき、「思っていたより自分いけるな」と思っていました。

ある不動産ベンチャー企業に就活で訪問したある日、「事業計画書を面接に持ってきた学生がいて即採用した」「学歴も高く、インターンを1~2年やっていた」と言っているのを聞き、「これは負けた。受からないな。」と今まで民間企業をおざなりにしていた自分の準備不足を痛感しました。

 

内定をなかなか頂けなかったのは、それだけが要因ではなく、「茨城に貢献したい、私は地元が好きなんです。」とビジネスエリアから茨城が外れている会社の面接で言っていたことでした。

自分自身、東京の会社に受けに来ていながら、地元茨城で働きたいと言っているようなものなので、よく言われたことは、「うちの会社は、茨城での仕事はないけどいいの?」と言われたときに、「大丈夫です!」とか、「茨城で仕事を作り出します」とか根拠のないことを言っていました。

落ちて当然なことは勿論わかっていたことでした。

 

就活と言うとつらいイメージがあると思いますが、私の場合むしろ就活は楽しかったです。

落ちて当然だと思いながら、選考で変わった課題を出されたり、質問されるので「こんなことを面接で言ったら落ちるのか」、「この返しだと反応良いな。」とか面接官を試す感じで面接結果を心待ちにしてました。

 

そうした中で、6月頃、縁あってイーソーコ株式会社を紹介していただき、「自分の求めていた会社はまさしくここではないか」と思ったときの衝撃は大きかったです。

就活中に面白くて働いてみたいなと思う会社はいくつかありましたが、会社の隅々まで、会社方針や姿勢、事業内容、報酬体系など、刺激的かつ面白いなと率直に感じ、茨城でも仕事があり、印象がよかったのは初めてで、内定前なのに入社を決意したこと、今でも忘れません。

あと、納得いく就職ができたのは、本当に大学時代の活動を通しての人と人との縁であり、その縁に感謝しています。

 

そして、今、様々な仕事を経験しながら、地元茨城の仕事にも関わっています。

営業で関東圏を行ったり来たりできているので、就活の時に言っていた東京は東京、茨城は茨城なんていう壁を作っていたのは関係なかったなと思っています。

むしろ、茨城で仕事したいから茨城で就活だと自分の世界を限定していたら、可能性を狭めていたし、普段の考え方の幅も、お金に対する価値観も、仕事に対する姿勢も、意見やアイデアを出すこともなく、全く違う人間になっていたなと思います。

 

とても長くなってしまったので最後に、就活について私なりにまとめると、

「大学の中だけに留まらず、いろんな人と関わりを持って、あらゆる仕事や生き方に触れてみて、人との縁は感謝の気持ちを大切にすることです。

やりたいことがなかったり、何をしたらよいかわからない場合は、好きなことや少しでも興味を持った業界、誰かに誘われた説明会などに何となく行ってみたり、まずは前向きに一歩踏み出してみてください。

何か1つでも自分自身の軸を持って就活に望めば、可能性が広がるのではないでしょうか。」

ということです。

 

そして、最後に、物流不動産ビジネスを展開する私たちの会社「イーソーコグループ」にも選択肢の1つとして気軽に来て、見て、聞いてみて、雰囲気を感じていただければ、皆さんと新たなビジネスが広がるのかなと思っています。

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