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入社2年目・松本「まちづくりを目指して、今思うこと」Vol.2まちづくりとは結局何か?

【松本 瑞生】
2019年4月に新卒で入社。
6ヶ月間の研修を経て、現在はイーソーコ株式会社に配属。

みなさん、こんにちは。
イーソーコ株式会社の松本です。
前回、入社2年目・松本「まちづくりを目指して、今思うこと」Vol.01 自己紹介と現状の投稿で予告させていただきました「まちづくりを目指して、今思うこと」の第二弾です。

●定義・まちづくりとは結局何なのか
まちづくりについては、色々な考えや方法等が論じられ、全国で取り組まれていますが、
結局のところ、「まちづくりに携わりたい。まちを盛り上げたい。」という思いを持つ人は多いと感じています。

ですが、「まちづくりの定義って?まちづくりで具体的に何がしたいのか?」といったことは不明瞭ではないでしょうか。
明確に回答できる方が正しいというわけでもありませんが、私は「まちづくりって何なのか?」「何をしてまちづくりに携わるのか?」ということが大事だと考えています。

その「まち」で働く事が「まちづくり」でもあるし、ボランティア活動をすること、物流で言えば倉庫を建てること、空き倉庫にテナントを誘致することもその一環であると思います。

物流の点においても、「まち」の住民がいて、その住民が経済を回していることで、物やトラック、人の動きにも広がっていきます。

「まちに店を増やす仕事をしたらまちづくりなのか?」
「役所で働いて仕事をしたらまちづくりなのか?」

1つの要素で「まちづくり」が成り立つ事はなく、かと言ってなんでも取り入れることが「まちづくり」という訳でもありません。

先述した通り、「まちづくり」に正解はありませんが、私は「熱意・マーケティング・ブランディング・発信」、この4つが必要だと思っています。

なかでも熱意は特に大事なことだと思っていて、「何かをしよう!こうしよう!がんばろう!」という気持ちを持つことで人から人に伝染し、新しい取り組みや動きが生まれ、1人から複数人へ、複数人が近所に、近所から地域に、地域から自治体全体に、と倍々ゲームのように広がっていくのです。

例えば、学生時代の知り合いが茨城県水戸市にある偕楽園や弘道館といった歴史的観光名所を案内するガイドボランティアをしていた時の話をします。
その方の熱意ある誘いやガイドを聞いて見て、自分の中で「参加しよう!」という気持ちが起きて、いつの間にか自分自身も参加していました。
その中で私がガイドをすると、「ガイドしている人が印象的だった」ことから、リピーターの方が遠方からわざわざ足を運んで頂いたこともあります。

普段の仕事においても、弊社の会長がセミナーやお客様と会った際に意気投合しているのを見て、「熱意を持つこと」や「他者に印象を残す」というのは大切なことだな、とひしひしと感じています。

次に「発信」についてです。
こちらは私の出身の茨城県のことと会社で働いていて感じたことを引き合いに出したいと思います。

今年発表された「地域魅力度ランキング」で、茨城県は7年連続最下位を脱出し、42位まで上昇しました。
元々、発信力等がないと言われてきた中で、茨城県のPRとしてテレビやCM、ドラマ等のメディアや芸能人等、幅広く力を入れ、発信してきた成果であると考えられます。

つまり、魅力度ランキングは「発信」することにより上位を目指すことが出来るものであり、その地域の印象を変え、人々に知ってもらうことで観光客が増え、結果として地域住民の増加へ繋がっていくのではないか、と考えます。

イーソーコグループにおいても、グループや社員のSNS、各メディアでの発信を通して、新規の案件、様々な企業様との繋がりを作ることが出来ています。

次にマーケティングとブランディングに関して、今回例に挙げさせていただくのは「街のマーケティング・ブランディング戦略」を打ち出している千葉県流山市です。

流山市においては、以前より、「母になるなら、流山市。」というキャッチコピーを見聞きしていて、子育て世代を応援する様々な施策に取り組んでいることを知っていました。
ただ、私がイーソーコに入社して、弊社の会長が流山市長と対談していたり、普段営業している中で、物流施設の開発が多く進められており、物流面でも注目されているまちなんだと知りました。

学生時代は物流を考えることは無かったのですが、物流では、倉庫から都内への陸上輸送や海上輸送の面から、新しく倉庫を選ぶ時や配送手配のポイントの一つに港へのアクセスがあります。
また、特定の地域に倉庫が密集したり、地域によって交通渋滞による輸送の遅れ等が問題になったり、倉庫周辺に住宅マンション等ができたことにより、物流業務で発生する音に対してのクレームや通学路の設定による大型車(トラック)の通行規制等、様々な壁がでてきています。

一方で、世の中は絶えず変化を続けており、通販や食品、個人宅への配送等、物流業務は多種多様に広がり、今まで以上に必要不可欠なものとなっています。

そうした中で近年、大型物流施設の開発が地方においても多く進められており、物流と地域で暮らす人々との共存を図るために、交通インフラの整備や働きやすい環境の整備など、まちづくりとしてやれることは多いのではないかと思っています。

物流業界内に限らず、様々な業界やまちづくりの観点から何が必要で何をすべきなのか把握し、先々を見据えてマーケティング、ブランディングしていくことも今後のまちづくりに欠かせないものであると考えております。

次回は「まちづくりを目指して、今思うこと」Vol.3ということで、「まちづくりと仕事との共通点や面白み」について書きますので、こうご期待ください。

次の記事はこちら↓
入社2年目・松本「まちづくりを目指して、今思うこと」Vol.03 まちづくりと仕事との共通点や面白み

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